冬至。
夏至に摘んだ7種類の植物、太陽の力がもっとも高まる日から太陽が復活する日までの期間を護ってくれたハーブたちを土に還した。
眠りに就く植物たちを見つめ、土に触れていたとき、「夢見つつ深く植えよ」という言葉が浮かんだ。
昔読んだメイ・サートンの書物の題名。
今日はわたし自身が“太陽”を感じる石と首飾りを身につけていた。
いつか、暁の女神であるアウロラを薔薇の花冠であらわしてほしいとつくっていただいたことがある。
あの赤い花環は、いま思うと太陽そのものだった。
土に還った暁の花冠が今日、またふたたび戻ってきたような、そんな今年の冬至。
どこにも書いたことがなかったけれど、あの花冠のこともいつかの記録としてなるべく残しておこうと思う。