2026/10/10

出雲(1)八重垣








 "八雲たつ いずも八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を"の出雲。


 その日、一日中雲はおおきく湧きたち、太陽は祝福の色を帯びて、空に現れる“模様”をとおして「出雲に来たのだな」ということを、ほかのなによりも深く実感した。











2026/10/09

豊永侑希個展『sweet mercy's sake〜鳥たちよりもさらに深き秋』 at Sprout Books and Art







 花びらが聖なるものたちの翼のよう、翅のようだと、


 天使も薔薇もおなじ源から生まれいずるのではないかと、


 絵を眺めて思う。


 天上の美がかたちを成したもの。


 それはその裏側の深淵も内包しているがゆえに。












波音を待つ夜に』 at gallery hydrangea








 彼女のことを、「硝子が落とした影さえも、透ける花びらみたいにそっと大切に拾い集めて、心のなかに仕舞っていそうなひと」と形容したことがある。


 その彼女の手が生みだした結霜少女。


 霜花の淡く儚く、けれども背骨にたしかな芯をもつ白。


 彼女そのもの。