国分寺の双子の星さんにて、私家本『天の花 地の星』をお取り扱いいただいてます。
「天の川の西の岸にすぎなの胞子ほどの小さな二つの星が見えます。あれはチュンセ童子とポウセ童子という双子のお星さまの住んでいる小さな水精のお宮です。このすきとおる二つのお宮は、まっすぐに向い合っています。」――宮澤賢治『双子の星』
賢治の物語より名づけられたお店のそば近くには、そのお話のなかの世界みたいに、人々に慈しまれている天の川のごとく澄んだ川が流れ、滾々と湧く水に満ちた泉があり、そしてこの“すぎなの胞子ほどの小さな”やさしい場所に、チュンセ童子とポウセ童子が住んでいます。
このふたりの童子の傍らにはそれぞれ水晶が置かれ、ふたりは向いあい、その眼差しをかわしあっています。
賢治が綴った、物語のなかのように。
このお店のご店主は、ふたりの童子と通ずる魂をもつひとだから、その眼差しが交差しあうところより生まれる力から、彼女とこの場所を守っているのだろうと、わたしはよく感じたりします。
天から降ってきた星が花となったようなミモザをシンボルツリーとされるこのお店に、“星”の縁で本を置いていただけることになりました。
双子の星さんではオーガニックの珈琲豆が販売されていて、ご店主が描かれたかわいい絵がパッケージになっています。そして“星”にまつわるさまざまなものが棚にならんでいて、どれもこのお店の空気と共鳴する、やさしくてあたたかな気配を纏っています。
それはこの「星のお部屋」のあるじが、空に瞬く星のひとつとして見落とすことのないようにと目を配り、目には視えない星にも想いを馳せている、そういうひとだから、彼女の“小宇宙”であるお店にならぶものたちは、とても大切に目と心を配られていることも、おおきな理由のひとつだと思っています。
実店舗の営業日は金、土、日の10時から18時まで。
ぜひ足を運ばれてみてください。
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✣双子の星✣
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