2026/04/18

菫を手渡す









 昨日、菫の花の夢をみた。


 紫、黄色、白。


 自分の手のなかにあるみっつの菫を、それぞれ誰かに手渡す。


 相手の顔は見えず、手だけが見える。


 白鹿みたいな乙女の手、満月みたいな成熟を迎える手、大樹みたいに年月を重ねた手。


 おそらくすべて女性の手。


 どの手に何色の菫を渡したのかは忘れてしまった。


 ***


 写真はアンドルー・ラング(Andrew Lang)の『The Violet Fairy Book』の初版の装丁を模した手持ちのノートから。


 新月の日に見た夢と菫。


 この絵のことを想いだした。