2026/04/05

天使











 点滴堂さんの本棚から、なぜだか手がひとりでにその書物をとったので、頁を繰れば「天使に触れるなら四月。」という言葉が目に入って、はっとする。


 そして表紙の絵とおなじ天使が頁のはざまから現れたとき、おそらくこの本をお迎えするのだろうと。


 「やがて、闇と光をつなぐ、一瞬の四月がやってくるはずだ。そして僕たちは右手を上げ、その人差し指を差し出すだろう。」と締めくくられていた天使の本。


 ひさしぶりのカフェオレもおいしく、あの静けさと甘い音楽と書物の背表紙のなかで、神経が癒されるものを感じつつ、“天使に触れた”四月の夜。