2026/04/01

白と薄紫











 彼女のまえに白の、わたしのまえに薄紫の花のカップ。


 「最初、薄紫のカップをこちらに置こうとされたけど、直前で店員さんの腕がおおきく迂回して、そちらに置いたの。なにか感じるものがあったのね」と、瞳にあかるい水を湛えた彼女の言葉からはじまった、やさしいお茶会。


 ひさしぶりにゆっくりと。