新月の日の江ノ島の海。
これまでおおやけにはあえて固有名詞をもちいず文章を綴ることが多かったわたしですが、これからは名前を出せるものは出してもいいという許可を得て、そのようにしてゆこうと思います。
ご縁あるかたがた(宗像三女神の“3”をあらわすように、この日は3人でした。諏訪は御柱の“4”で4人)と諏訪からの流れで江島神社に、そしてそのまえにわたしはひとりで片瀬諏訪神社にお詣りしてきました。
江ノ島の湧水。
新月の日の海に、太陽なのか月なのか、一瞬見まがうような水面の円環。
上弦の月も過ぎ、あれからもう1週間が経つのだと、そのことに驚きつつ。
中津宮にて。
岩屋のなかの洞窟巡りは、“生まれなおし”でもあり、その日が新月だったことの意味を、いまさらながらに感じている。
わたしたちは現実のなかで幾度も神聖な死を迎え、そして再生している。
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海の歌、波の音