誰かと「心かよいあう」と感じるとき、それは相手が自分を理解しようとしてくれるやさしさが根底にある。
いつもその“根底”を感じる、しなやかな植物みたいなひとから、大切なものをおさめるための桜の函をいただいた。
今年の桜は特別であることを、理解してくれているがために。
今年の桜は特別だから、花と自分のための時間をとってお花見してあげるといい。
それが、つぎなる扉をひらく助けをしてくれる“お守り”になるから。
誰かと一緒に見るのだったら、そのひとと桜を見たいと心から思えるときだけ、そのようにしてあげるといい。
先日もかわいい女の子にそうつたえたばかり。
桜の季節に花びらが手のひらに舞い降りたら、この函におさめようと思う。
そしてある枝ではもうすでに、蕾がひらきはじめ、花もほころびはじめていた。