詩人のエミリー・ディキンスンが封筒の紙片に綴った言葉をしるべに、それぞれの手によって編まれ、紡がれたもの。
彼女が手にしていた花、彼女のための装身具、彼女が纏っていた白、そして彼女の息とともに顕れた言葉。
エミリーの寝室の壁紙のデザインから着想され描かれたというこの絵のお話が、わたしにはとりわけ興味深かった。
対応される詩に記された、誰のなかにもある「詫びることなく けっして 入れぬ部屋」のこと、日頃はみずからが被っている薄絹を解く“寝室”という空間。
とても想像力を駆きたてられる。
お迎えした手紙型のカードセットも、その“封印”を解くと、はっとする仕掛けが。
素敵な展示でした。
14日まで、ぜひ*