旅先では意外なほどにハイビスカスの赤を行く先々で見かけた。
そのなかでふと目に入ってきた白、それが今年はじめて見た曼珠沙華。
それから数日経ち、幾度もこの花を目にするようになったけれど、
最初の白以降に見た曼珠沙華の色はどれも、振り返った夏が最後の息を噴きだしたような赤だった。
昨日はまさにその「最後の火の息」のなかにいるみたいな一日で、あらゆる場所で燃えたつ火のごとき曼珠沙華を見かけた日でもあった。
秋分の日のまえの準備。
意図していたわけではなかったけれど、そういう一日を過ごすことができた。