2024/09/06

9月、ホワイトターラ








 Luna Somniumの9月は、ホワイトターラとのつながりを深めています。


 今月セッションを受けられるかたに施術いたしますエネルギーにはすべて、対面、遠隔問わずホワイトターラのエネルギーが副次的にふくまれます。


 7月のグリーンターラ、8月の観音、そして9月のホワイトターラ。このみっつの点を線で結ぶ、ということをこの夏はしたかったようでした。


 以前の説明の繰り返しになりますが、ホワイトターラは観音の右目から生まれた女神です。


 この世から苦しみは消えず、人々がおのれの背負った悲嘆からこぼす涙もなくならない。


 そのことに観音がこぼされた涙の雫の、それぞれ右目と左目からホワイトターラとグリーンターラは生まれ、ホワイトターラは観音のなかの女性性を、グリーンターラは男性性をあらわすといわれています。


 そのためグリーンターラは男性性がつかさどる“動”をあらわし、助けをもとめる声に素早く駆けつけられるよういつでも右脚をあげ、呼ばれればどのようなときでもその足を踏みだすことができるように準備している姿で描かれることが多く、“素早い救済”を示す彼女のパワーは観音のなかの“動”の力を具現化しています。


 対してホワイトターラは女性性をつかさどる“静”をあらわし、この女神は両目のほかに額、両手、両足の裏に、あわせて7つの目をもっているとつたえられ、これは世のなかのあらゆる悲しみや苦しみをひとつも見逃すことのないように、という彼女の“見通す目”を示しています。坐して“すべてを知る”このパワーは、観音のなかの“静”の力の具現化です。


 物事をなし遂げるときには行動力が必要であることを教えてくれるのがグリーンターラなら、おなじように洞察力、想像力、内省が大切なことをホワイトターラは教えてくれています。


 そして「直感」も「直観」も、それが極まった力であると。


 またホワイトターラは、純粋、成熟、慈愛といったキイワードによってもあらわすことのできる女神ですが、自分自身のなかに自分ではない低いエネルギー、すなわち不純物を多く摂り入れているときわたしたちの意識は混乱したり、堂々巡りをしてしまうため、それをとりのぞいてゆくこと(純粋)、高い意識の状態であること(成熟)、それには自他への愛をもった眼差しが不可欠であること(慈愛)、そしてそれらをみずからのなかに宿し、育むことこそが“見通す目”をもつための秘密であることを、教えてくれています。


 ホワイトターラもグリーンターラも「恐怖、制限からの解放」への示唆をあたえてくれる女神ですが、それら“不純物”が自分自身のなかにあるとき、それがわたしたちの視野や行動の歪みになり、狭めてしまうからです。


 “見通す目”で事実を捉え、どのように“行動”したらよいかをさだめる。


 それは女性性で“受けとり”、男性性で“顕す”ということ。


 二対のターラはどちらも、わたしたちがわたしたち自身であるために力を貸してくれる存在です。  







 *9月、これからの予定*    


  9月29日(日・夜)* 今月のセッション(対面・遠隔)をお受けくださったかたへ、30分間のホワイトターラの一斉遠隔ヒーリング

 *該当されるかたには当日、個別にご連絡差しあげます。


 それではどなたさまもよい9月をお過ごしください。


 いつもあなたがあなたでありますように。