花は太陽の、
石は月の光を浴びて育ってゆく。
花は死と再生の巡りの循環を、
石は不動に宿る永遠を教えている。
“石は月花は天つ日ひかりの器杯が満ちれば巡り揺るがず”
ここ数日、人生ではじめて短歌をつくって遊びはじめている。
先人たちのつくられたものを浴びるばかりで、自分で短歌をつくりたいと思ったことはなく、またつくれるとも思わないできたけれど、今月に入ってからほんとうに唐突に自身の言葉を歌にしたいという気持ちになり、それに従うことにした。
慣れない試みで、その出来すら俯瞰しえない現時点の眼差しとともに、昇ってゆくことを望んでいる。
音を掬うように、糸を紡ぐように。