ふたたびやってきてくれた薔薇。
やさしいかたから*
*
昨日、朝の森を歩いていて、クスノキの巨樹の下を通ったとき、自分のすぐ傍ら、右の頬のあたりをなにか青くきらめくものが通りすぎた。
その青い影が浮上したほうへ首を巡らせると、翅の羽ばたきの一瞬を目がとらえ、けれどもすぐに消えてしまった。
もう一度その青が見たくてしばらく姿を探したけれど、もう見つけることはできず、諦めてふたたびクスノキの緑に視線を移したとき、今度は遊ぶようにわたしの左側の肩のあたりを横切っていった青い影。
みずいろの蝶、発光していた翅の透きとおる青。
アオスジアゲハのようだった。
*
あらゆるものやことがつながりをもっている。
わたしのなかでは。