満月を待つ晩に、ランプの灯りだけで満ち、そこに生じる薄闇のぶんだけ、みずからの内側の扉を開けてその奥に入ることをゆるされた空間で、自分自身のなかからあらわれる音をつなげ、それを安心して声に、言葉に、即興の透明なかたちにする。
やわらかに通りすぎてゆきながら、芯をもって残り、余韻にこだまする声によって朗読され、立ち昇る音に心を澄ます。
エミリー・ディキンスンの一篇の詩を聴く。
ミュゲの日でもあった日、集ったひとたちの中心には鈴蘭の花が。豊かさと安らぎを感じるほど、静けさが深くなることを味わう一日でした。