三浦康太郎 銅版画展 『午前0時への招待状』 at msb gallery
夜空を疾る汽車の十二宮の旅。散りばめられた星の地図の緻密な線や点のひとつずつに隠されている、数多の秘密や暗号を感じつつ。
それぞれの星座を十二面体に映したオブジェもあり、ここにもちいさな宇宙を想いながら。
『Astropia』という作品も心に残った。天にむかって羽ばたく、というよりも嘴で宙の道を切り拓いているような鳥に、“生命の樹”の構図を感じた。
題はアストロ(星)とユートピア(理想郷)が融合した言葉だと聞き、この鳥は宇宙の中心に飛翔し、創造の種を生みだしているのだろうか、などと思ったり。