2024/01/14

ブラックソーン









 The Tree Angel Oracleの「BLACKTHORN」


 ブラックソーンは内部を掘りすすめ、みずからのなかを見つめるひとを守護してくれる樹木。

 それはそのひとが自分自身の闇に出逢うとき、安全にその闇と向きあえるように守ってくれる、ということ。


 闇を見つめることができるひとは、光のおおきなひと。

 ひとの光になるひとは、自身の闇と対峙するひとでもある。

 光がおおきいほどに、闇もふかい。そこから逃げ出したくなっても、なぜだかそれができない。

 「なぜだか」の理由は闇と親しくなるほどに理解する。そのように自身の腑に落ちる瞬間が訪れる。


 それとともに光が拡大する。

 ブラックソーンは闇のなかから「これがあなたの光です」と差し出している。

 自分の闇を見つめることができるひとしか、他者に「これがあなたの光です」と差し出すことはできない。

 そこに説得力をともなって差し出すことができるのは、光を知っているひと、それは闇を知っているひと、ということだから。



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 あたらしい年のはじまり、年があらたまった真夜中に最初に人につたえた言葉で、2024年のわたしの最初の言葉でもある。

 それはまた指が勝手に書いたことであり、だから外にむけたものでありながら、内にむけたものでもある。

 この年は、これまで外にむけてきたエネルギーを内にむける、ということが大切になってくるのだと、幾度も繰り返しつたえられる。それがどういうことなのかわからなくても、「内にむける」と意図をすること、と。それは誰もがブラックソーンと対話する必要性を暗示してもいるのかもしれないとも思う。


 真の意味で安らいでいるための、自分という存在の深遠さ。それとつなげてくれる樹木。