2024/10/28

fimbria




 石倉和香子さんの詩集、『fimbria』の朗読会。新小平のHory gardenへ。


 頭上を仰げば彼女の本の装丁のような錫色の空。


 その場所を横切る鳥の影を眺めつつ、静謐でありながら重心をもつ声から示される音を聴いていた。


 囁くようでありながら、放たれた瞬間から底よりひろがり、そして沈黙に還ってゆく音。


 日香里さんの絵や版画作品ともひさしぶりに再会できて嬉しかった。