2023/12/19
12月、瀬織津姫
Luna Somniumの12月は、瀬織津姫とのつながりを深めてきました。
今月セッションをお受けくださったかたに施術させていただきますエネルギーにはすべて、対面、遠隔問わず瀬織津姫のエネルギーが副次的にふくまれています。
もっとはやくこの女神のことを言葉にして綴りたかったのですが、今年最後のこの月を迎えると光の速さで時間は過ぎ去ってゆき、言葉に対しても注意力が散漫になることがあって留意が必要であることを感じていました(意識が散漫になりやすい空気は先月からあったので、それ自体はここのところずっと注意が必要な流れを感じていたのですが)
そのため瀬織津姫についてようやく綴りはじめたとき、今年も残すところあとわずか、といった日数になっていましたが、こうして心落ち着ける時間のなかでわたしはかの女神のことを言葉にしたかったのでしょう。
今月の女神が瀬織津姫になることは、先月が天宇受売命になることに定まったときから決まっていました。そしてそのように決まったとき、それは当然で自然な流れであるとも感じました。
12月は1年の最後の月であり、冬至があり大晦日があります。
冬至は1年でもっとも昼が短い日(だからもっとも夜が長い日)。1年のなかで陰がもっとも深い日で、そのあとにつづく大晦日は古来、追儺――災いをもたらす疫をあたらしい年に持ちこさないように大祓いをする日でもあります。
疫とは「疫病」の“疫”でもありますが、それが「伝染する流行り病」のことであることを思えば、人々の集合意識のなかにある「怖れ」のことを示してもいるのだと思います。不安や恐怖は“伝染”する。
冬至のとき柚子湯に入るという昔からの習わしは、陰がもっとも極まる日の禊としておこなわれてきたものでした。
湯(水)で自分自身を清潔にし、柚子によってみずからの周りに結界をつくる(“浄め”をアンカーさせる)。
この“結界”は自分の“外”に対しても“内”に対しても、ということです。
節分で“鬼”を“外”へと追い出すための豆まきがありますが、旧暦では節分が現在の「大晦日」にあたるため、あれもやはり追儺の習わしなのです。
冬至から節分までのこの流れは、自分を浄めて軸を中心に戻すということをわたしたちにつたえてきますし、それがずれているなら「ずれている」ということを教えてくれる出来事や現象も生じやすいときであると思います。
とくに今年はその陰の深まりを感じる今月でもあったので、混乱や焦り、不安など覚えやすいときであるかもしれません。体調不良がデトックスとして生じているのだろう、と感じるケースも多々見受けられます。物事の渦中にいるときは、「混乱している」ということもわからないまま、目のまえのことに手いっぱいで、自分が疲れている、ということに目をむける余白もない、ということがあるかもしれません。
動きまわっているときは疲れを感じないけれど、ふと立ちどまると疲労がおおきかったことがわかる。だからずっと動きまわっていたほうがいい、などというひとがいます。
それはそれだけみずからの心身に無理をさせている、負荷をかけている、ということを、自分では気づいていないだけなので、そのように「なかったこと」にしてきたことを、あとから清算する必要が生じてきます。それが文字どおりお金で解決できる「清算」ならまだよいのかもしれない。
肉体も心も機械ではなく、わたしたちの“器”であるということ。
コップに飲み物を注ごうとしても、そのコップが割れてしまったら、もうそこに飲み物を注ぐことはできない。
「自分のコップのなかにどれだけ飲み物が注がれるか」ということにわたしたちは注視しがちですが、コップが割れてしまったらその飲み物を味わうこともできない、ということは忘れてしまうことがあります。
割れたコップをたとえば金継ぎなどで修正するのも大変なことですし、完全に元通りにすることはむつかしいことです。
12月はなにかと多忙な月ではありますが、陰がもっとも深まる月に自分自身を清潔にすること、そして節分までの流れのなかで、みずからを内省することも大切なことであると感じます。
だから今月の女神は瀬織津姫です。
瀬織津姫は祓い浄めの女神。それは過剰になった陰を浄めてくれる女神である、ということです。
この女神のことは別の場所でも書きましたが
(https://lunasomnium02169999.hatenablog.jp/entry/2023/06/19/121158)
ヒーリングメニューの「seoritsu」は、この女神の名からいただきました。
わたしにとってとても大切な女神で、「セオリツ」とその名を心で呼ぶだけで彼女の水の気配を近く感じるような、いつでもわたしたちを見守ってくださっている女神でもあることを感じています。
余談ですが、以前にお迎えしたyukaneさんの絵に「瀬織津姫を感じる」といってくださるかたが多くいらっしゃいます。
「メニューをどれにするか迷っていたら、白い滝のヴィジョンが視え、この絵が浮かんできてセオリツヒーリングをお願いした」とおっしゃってくださったかたがいたり、「この絵が数日脳裏から離れなくて由芽さんのところに行かなければと思った」というかたがいたり。
実はわたしもこの絵に瀬織津姫を感じています。それからマグダラのマリア、アリアドネ、とつづくキイワードを秘めているかた。わたしにとって重要で大事な絵です。
今月お運びくださったかたには、セッションまえにこの絵を感じてみてください、とお話したりもしています*
*12月これからの予定*
12月31日(日)* 今月のセッション(対面・遠隔)をお受けくださったかたへ、30分間の瀬織津姫の一斉遠隔ヒーリング
*該当されるかたには当日、個別にご連絡差しあげます。
それではどなたさまも、ひきつづきよき12月をお過ごしください。
そしてよい年をお迎えになられてくださいね。
あなたがいつもあなたでありますように。